2014年も半分が経過してしまいましたので、
ここで今年に入って一番お気に入りの本をご紹介します
(…知らんがなー
)
私の傷は私よりも前に存在した。
私の傷は、私に死を与えることなく、私を生から引き離した。


「傷と出来事」
本屋さんでフラフラしてた時にジャケ買いしたものです



恥ずかしながら知らなかったんですが…
岡本太郎さんと同じ時代・同じ国に生きた人、
そしてシュルレアリスムだと

そしてシュルレアリスムだと


これは読まなければ!!
と。

そもそも怪我とか傷にもタイムリーな感じで興味ありますしね…

かなり難解な本(笑)で時間はかかりましたが、読み応えがあって面白かったです






私はそれを具体化させるために生まれた。
「ある人がある場所で受傷する」のではなく、
「普遍的な傷というモノが、ある時ある人のもとで表面化される」という。
「普遍的な傷というモノが、ある時ある人のもとで表面化される」という。
自分の中の新しい「傷」の解釈になるほど!と唸ってしまいました
笑

この言葉を綴るまでに至った経緯や葛藤・苦しみ・絶望は想像を絶すると思います。
ヒリヒリした気分になりながら…でも読み進めたくなる…そんな本でした


私は生に呼びかけた。
生が私の傷から私を引き離してくれることを期待しつつ。
だが、私の生とは私の傷だった。
これが私の最初の誤りである。
この言葉も好きやなぁ




彼が苦しむ光景は、
それを眺める者たちに、
傷を負っていない人間などいないということを教える。
個体性そのものが傷なのである。
なんだか岡本太郎さんの「傷ましき腕」を思い出した…
(確かこれは「美の呪力」の一節だったハズ…)
あぁ今年もこんな本ばっかり読みそう〜Σ(゚д゚;)
もっとPOP
にならなければっ!!

……どんどんうどんうどんうどーん♬♬
(ついてこれない人は置いていくよ!笑)