朝の6時台🕕
静かな山奥の街に爆音の音楽と雄叫びが聞こえます。
当日の朝の気温9℃☁️
タンクトップでは寒いかと危惧してましたが、緊張やら興奮やらで不思議と寒さは感じませんでした。
バスの恩人のお兄さん🇲🇽と「緊張するねぇ〜」とか言いながら20分くらいストレッチして、スタート時間になりました!
周りがめっちゃ強そうなmassiveな人ばっかりで居竦まりそうになりますが、深呼吸して最後尾でカウントダウンを待ちます。
スタート‼︎
以下、備忘録として書きます。
青字は個人的な反省点、赤字は世界の変態ポイントです😏
🔷最初の5kmは平地ランと軽めのオブスタ達
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🔷スキー場をひたすら登って息切れのところでオブスタ
トレーニング不足。チロリアンに時間がかかり前腕に早くも死亡フラグ。
ベンダーでふくらはぎが怪しくなる。
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🔷苦手な握力系種目続々登場
皆、自分の年代別表彰台を意識しているのか?すれ違う挨拶とセットで必ず「How old are you?」と聞かれる。
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🔷下り
腹痛が襲ってきて内臓の揺れが激痛に感じる。
ここでタイム上げたかったのに痛さで下腹を押さえてぼちぼち走る。
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🔷市街地に戻りオブスタ連発
モンキーバーの幅が強烈に広い!
そして上下の振り幅もMAX!さすが世界大会‼️
これは翌日のbeastの写真です。
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🔷山に向かって急斜面の登り
腹痛が酷くなり内臓の揺れが少ない登りが天国に感じる変態ゾーン突入✨
ここで胃に物を入れるとヤバイと感じ、エイドでの補給は断念。
「コースにトイレはない」とあらかじめ明記されているのでトイレどうするのか?と思っていたら皆その辺のコース上で普通にしてる🚽
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🔷新種目チェーンキャリー+サンドバッグキャリー、チェーンキャリー+プレートドラッグ
40〜45kgの鎖を体に巻いてアップダウンした草むらをひたすら歩き→その鎖を乗せたプレートを引っ張って往復させ→また鎖を巻いて戻ってくる。地獄👹
見た目以上に強烈な強度で、途中で鎖投げ出して叫んでる人もちらほら。
足場はグラグラ、少しでも躊躇すると倒れそうで今回これが1番キツかったです。
一度鎖を落とすともう二度とは担げない重さ。一気に持てないので担ぐ時は体のどこかに鎖を当てて負傷する。
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🔷数キロ走ってオブスタの繰り返し
エイドはアンドラに比べると至れり尽くせり✨
水、塩、(場所によっては炭酸水、シロップ)、オレンジ、バナナ、ドライフルーツ、グミ、ケーキ、チーズ、ポテトチップス、サラミ😲
「サラミは誰が食べんねん」と内心思ってましたが結構皆普通にポテチとサラミ食べてる!消化器官どうなってんの??
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🔷ぬかるみで丸太運び→丸太と一緒に有刺鉄線の下を匍匐前進→丸太運びに戻る
有刺鉄線が低い!そして地面は牛の糞尿まみれ💦避けようとすると腕や足が棘に引っかかって服が破れ、血が出る。
結局どこに行っても全身糞尿まみれになり最終的には諦めて状況を受け入れる。笑
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🔷丸太運び→その丸太を持って湖の反対側へ泳いでいく→陸に上がって丸太運び
湖は意外と楽しく気持ち良かったです!!
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🔷 数キロ走ってオブスタの繰り返し
足元は相変わらず糞尿まみれでズブズブの沼。
ふくらはぎから下は靴下まで全てその泥に埋まる。
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🔷初体験のオブスタ「メモリーテスト」
スタッフさんに指示された番号の13桁のアルファベットと数字の羅列を覚える(コースのどこかで抜き打ちテストされて暗唱できたらクリア、できなければペナルティ)
これクリアできたのめちゃくちゃ嬉しかったです☺️
例]こんな感じ
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🔷Highest Point 2050mまで登る
景色は最高!!!アルプスの絶景🏔️
足元は踏み外したら滑落して一貫の終わり!の難所なので速度は上げられず、ひたすら耐えて登る。足が疲れたらアニマルウォークで這いつくばって進む。
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🔷頂上でオブスタ
山頂でカーゴ。一般登山客ドン引き!
メキシコ🇲🇽のお兄さんとコースで遭遇!励まし合う👏
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🔷ジグザグ道を下る
アルプス山脈の醍醐味、超ジグザグ🏔️
ずぶ濡れの靴下が靴の中で滑るせいか、ジグザグのダッシュで足の指に痛みが出始める。
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🔷滝にドボン!渡って向こう岸の垂直の崖を登る
滝が最高に気持ち良い✨浮力で楽ちん✨
と思って泳いでたら、陸に上がった瞬間脚が攣りそうになる。恐るべしオブスタ!
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🔷ガレ場の下りをひたすら
腹痛と脚の指の痛みに耐えきれず痛み止め飲む。
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🔷市街地に戻りオブスタ連発
この時点ではまだ握力、前腕生きてるのでスピアスロー以外はクリア。
平地は苦手なので歩こうとしたら、途中まで抜きつ抜かれつしてたオーストラリア🇦🇺のお兄さんが「歩かないで!一緒に走ろう」と引っ張ってくれた。感謝😂
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🔷スタート地点(トランジッションエリア)へ戻る
湖と滝で靴中までビショビショのまま下った為か(靴の中で靴下が滑る)親指、薬指、小指の爪6枚が完全に剥離。剥がれた爪を取って、痛み止めをもう一錠飲み第2ループへ突入
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🔷朝やったことをまた最初から繰り返す🤣
・何度もある鎖の着脱で頭を打ってタンコブ多数。
・色々顔に当たるので口の中切る。
・腕や脚は棘や木に引っかかって常にどこかが流血。
・コース上でトイレは避けたいので補強食はゼリーのみ
・体のどこかしら常に攣ってる
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・これらの状況からもはや牛の糞尿まみれなどどうでも良くなる。
・その辺に流れてる水を皆カジュアルに飲みだす。
・口や目の中に虫が入ることは日常茶飯事でたまに食べてる
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🔷登っては下って→オブスタ、の繰り返し
35kmあたりから腹痛もおさまり調子が出てくる。
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🔷2回目の湖ドボン、滝ドボン、垂直の壁登り
1回やってるので心に余裕が生まれ、この辺りからやっとスパルタンレースを楽しみだす。
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🔷滝を終えた時点でラスト8km
残り4枚の爪が取れるのを怖がらずに突っ込む覚悟を決める。
冷静になると爪のない指が痛くてカカト着地になり速度下げてしまうので、頭のネジを外して母指球着地の前傾姿勢で「知ったことか!」と小声で繰り返し呟きながら突っ込む。
(我ながらラスト8kmだけは結構攻めれたと思います)
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🔷市街地に戻り最後の垂直の崖、オブスタ連発
18時くらい🕕夕方の市街地を走る。
「2ループ目⁉︎50km走ったの⁉︎スゴイ‼︎」とコース沿いの観客の方がめっちゃ応援してくれる。
涙ぐんで応援してくれたりハグして讃えてくれる人がいて、こっちも泣けてくる。
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🔷オブスタ、ラスト3種目
モンキーバー、タイヤ上げ、もう握力がほとんど残っておらず落下。ペナルティ💦
まだほとんど選手が帰ってきていないので、(ビブナンバーで照合して表示してるのか?)「JAPANー!!AKI YOSHIDAー‼︎」と選手1人ずつにMCと観客が一斉にあと一押しの声援をくれる🎙️
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🔷ゴール!!
コースとしてはアンドラ🇦🇩の方が筋肉的にも心肺的にもよっぽどキツかったのですが、距離がほぼ同じで1時間増しのタイムなので、オブスタにかかる時間が長かったんだと思います。
オブスタの難度は世界大会だけあって容赦なかったです😆
↑めっちゃ恐れてたんですが、意外とこの揺れるハシゴのオブスタが楽しかったです!!
レーザー銃でターゲットを3回狙うオブスタも2回出てきました🔫
息が上がっている時は腕が震えて定まらず難しかったです。
スタート前のまだ元気な時😃